個人年金保険 虎の巻

公的年金って結局、いくらぐらいもらえるの?

基本的な見通しは不透明

老後の備えを考える時に確認しておきたいのが、自分自身の公的年金の受給額です。要するに、その年齢になった時に、公的年金としていくらもらえるのか、ということです。

公的年金は老後の生活の中での固定収入のようなものですから、この額がはっきりしないことには、他にいくらくらい用意すればいいのか、めどが立ちません。

ところが困ったことに、少子高齢化やら、国の財政赤字の影響やらで、この額が、なかなか、はっきりしないのです。一応の見込み額というのはあるのですが、本当にその通りにもらえるかどうかは、グレーゾーンです。これでは予定が立ちませんし、本当に困ったものです。

とはいっても、まったく何の見通しもなしに老後の計画を立てるよりは、少々、信頼がおけなくても、数字としてきちんと把握しておいた方がましなことは、言うまでもありません。

まずは、見込み額のチェックです。ご自分の年金の見込み額を確認するには、以下のような方法があります。

ねんきん定期便

年金の見込み額を確認する一番簡単な方法は、ねんきん定期便の記載内容を確認することです。

ねんきん定期便は日本年金機構から送られてくる郵便物で、普通はハガキです(35歳および45歳の時だけ、封書が送られてきます)。送られてくるのは年1回で、ご自分の誕生月に送られてきます。

ねんきん定期便には、これまでの加入期間やこれまでの納付額などが記載されています。

年金の見込み額を確認するためには、<これまでの加入実績に応じた年金額>をご確認ください(50歳以上の方の場合、<老齢年金の見込み額>となっています)。

ただし、ねんきん定期便に記載されているのは、国民年金と厚生年金に関する部分だけで、共済年金に関しては対象外となっています。

その他の確認方法

年金の見込み額を確認するには、以下の方法もあります(共済年金に関しては、対象外となっています)。

・「ねんきんネット」の年金見込額試算

「このまま働いた場合、何歳から、どの程度の年金を受け取れるか」など、ご自身の人生設計に応じた条件に基づいて、年金額の試算ができます。日本年金機構のサイトから利用できます。
ただし、既に老齢年金を受給されている方は、利用できません。

・日本年金機構で管理している個人記録に基づいた「年金見込額試算」
年金見込額試算及びその計算の基礎となった年金加入記録を回答してもらえます。
ねんきんダイヤルから申し込むことができます。ただし、50歳以上の方限定です。
また、回答まで3週間以上かかる場合や、記録状況によっては試算が不可能なこともありえます。

日本年金機構で管理している個人記録に基づいた「年金加入記録照会・年金見込額試算」(電子申請【電子申請証明書】)
年金見込額試算及びその計算の基礎となった年金加入記録を回答します。日本年金機構のサイトから申し込むことができます。ただし、50歳以上の方限定です。また、試算結果は電子文書にて通知されます。利用には、あらかじめ公的個人認証サービス等の電子証明書を取得する必要がありますので、ご注意ください。

自分でできる年金額簡易試算
ご自分のデータを入力することで、老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額を簡易に試算することができます。日本年金機構のサイトから利用できます。
ただし、利用は60歳未満の方のみとなっています。

共済年金の見込み額の確認方法

共済年金に関しては、各共済組合連合会のサイトより、簡易試算を行なうことができます(年金自動計算シミュレーション等の名前になっていることもあります。また、一部、試算不可の場合もあります)。

年金の見込み額は以上の方法で確認できるのですが、困るのは、こちらがわざわざ確認したあとで、政府等の都合で見込み額が変更されてしまう可能性があることです。ですから、個人年金保険等を検討する際には、面倒でも見込み額をあらためて確認して、最新の見込み額を元に検討するのがおすすめです。


個人年金保険で積立の心得

  1. 1.返戻率の高いものを選ぶ
  2. 2.受け取り方を見極める
  3. 3.変額か固定か?
  4. 4.支払い方法によって、払い込み金額が変わる
  5. 5.会社の健全性をチェックする