個人年金保険 虎の巻

節税にもなって自分だけの年金がつくれる「確定拠出年金」

年金増額のための選択肢

老後の生活が心配だけど、公的年金だけでは不安、という場合に、公的年金の額を上乗せするための選択肢のひとつが、確定拠出年金です。

この確定拠出年金には、自分だけの年金が作れたり、節税になるなどの特徴があります。ただ、いわゆる年金とは少し毛色がちがっていますので、加入に際しては、その点を十分考慮に入れた上で判断する必要があります。

確定拠出年金とは?

確定拠出年金とは、<積立金(掛け金)を、加入者が個人の判断で運用し、その運用実績によって、その加入者が将来、受け取ることのできる年金額が変化する>、というものです。つまりは、加入者による運用が前提となっている商品です。

いくら積み立てれば一律いくらもらえる、というものではなく、運用がうまく行くかどうかによって、同じ時期に同じ額の掛け金で始めても、年金額に差が出てきます。そういった意味では、リスクが伴う年金ということもできます。

一方、メリットとしては、まず、掛け金が全額、所得控除の対象となることが挙げられます。
また、一般の企業年金とちがって、条件を満たせば、離職や転職をしても、年金資産を持ち運ぶことが可能です。さらには、加入者ごとに年金資産が管理されますので、ご自分の年金資産が現在いくらあるのか、正確に把握することが可能です。

分かりやすく言いますと、確定拠出年金とは、<加入者個別の口座に掛け金を積み立てて、その掛け金を元手に加入者が運用を行ない、掛け金と運用収益の合計額を元にして、もらえる年金の額が決定される>、というものです。つまりは、<年金専用の口座にお金を積み立てて、それを元に投資を行なって、利益が上がれば年金が増えるが、利益が上がらなければ年金が減ることもある>、といったものです。

その一方で、掛け金が全額、所得控除の対象となりますので、節税にも役立ちますし、離職や転職を行なっても年金資産を持ち運んで運用を続けることが可能です。

確定拠出年金は、このように、リスクもあるが、節税などのメリットもあるといった、少し癖のある年金ということができます。基本的にリスクが伴う年金ですので、その点も考慮に入れた上で、判断する必要があります。

また、運用に関しては、決められた選択肢の中から自分で選ぶことになりますから、どのような選択肢が用意されているのかも、重要なポイントになってきます。一度入ったら、あとはお任せ、というのではなく、加入者本人がいろいろと気を配る必要がある年金ということですね。

その一方で、運用がうまく行けば、上乗せ額がアップするわけですから、おいしい思いをする可能性も秘められています。

なお、確定拠出年金は、原則60歳まで途中引き出しができませんから、退職金の代わりにはできません。この点にも、注意しておきましょう。

確定拠出年金に加入できるのは?

確定拠出年金には、個人型年金と企業型年金があります。加入できるのは、それぞれ、以下の方となっています。。

<個人型年金>
・自営業者等の、国民年金の第1号被保険者
・厚生年金の適用企業に勤めていて、その企業に厚生年金基金や確定給付企業年金等がないか、加入の対象となっていない人

<企業型年金>
・厚生年金の適用企業に勤めていて、その企業の厚生年金基金や確定給付企業年金等の加入の対象となっている人

なお、公務員や、サラリーマンの妻等の国民年金の第3号被保険者は、どちらの確定拠出年金にも加入することはできません。ただし、以前、確定拠出年金に加入していて、資産がある場合には、引き続き、個人型年金運用指図者としての加入が可能です。

これを分かりやすく言うと、以前、払い込んだ保険料分に関しては、その後も運用を続けることができる、ということです。つまり、転職等したことによって、確定拠出年金への加入ができなくなったとしても、以前、払い込んだ分が無駄にはならないということです。確定型拠出年金の、大きな特徴のひとつですね。


個人年金保険で積立の心得

  1. 1.返戻率の高いものを選ぶ
  2. 2.受け取り方を見極める
  3. 3.変額か固定か?
  4. 4.支払い方法によって、払い込み金額が変わる
  5. 5.会社の健全性をチェックする