個人年金保険 虎の巻

老後資金の積み立てを個人年金保険で成功するための5ヶ条

老後資金の積み立ての1つの選択肢と挙げられるのが個人年金保険です。この個人年金保険ですが、「所得控除により税金が安くなる」「現在の定期預金よりも利率が良い」ということでメリットがある反面、長期間お金を保険会社に預けるということで、もちろんデメリットも存在します。

せっかく個人年金保険に入っても、自分の将来のニーズに合っていないのでは宝の持ち腐れです。逆にふだんの生活を圧迫してしまうかもしれませんし、老後の生活設計に合わなくて、非常に不便に感じてしまうかもしれません。せっかく自分のお金を使うのに、そんなことではもったいないですよね。

このページでは、個人年金保険の選び方・比較のポイントを5箇条にまとめてみました。

1:返戻率の高いものを選ぶ

返戻率とは、簡単に言うと、払ったお金に対しての、もらえるお金の割合のことです。
個人年金保険の場合、保障内容に大きな差はないので、基本的には、返戻率が高い=お得な商品と考えて問題ありません。ですから、商品比較の際には、返戻率は必ず比較してください。

下記に主要な個人年金保険の返戻率をまとめてみました。

商品 契約者例 月額保険料 払込年齢 払込総額 年金額 返戻率
安田明治生命
年金ひとすじワイド
35歳・男性 20,000円 65歳まで 7,200,000円 897,600円 125%
住友生命
たのしみ1番
30歳・男性 10,000円 60歳まで 3,600,000円 445,800円 124%
アフラック
個人年金
30歳・男性 10,000円 60歳まで 3,600,000円 426,980円 119%
東京海上日動
個人年金保険
30歳・男性 10,000円 60歳まで 3,600,000円 429,370円 119%
日本生命
ニッセイみらいのカタチ
30歳・男性 16,754円 60歳まで 6,031,440円 720,000円 119%
三井生命
アベニュー-R
30歳・男性 11,958円 65歳まで 5,022,360円 600,000円 119%
フコクしんらい生命
個人年金保険
30歳・男性 14,112円 60歳まで 5,080,320円 600,000円 118%
三井住友海上あいおい生命
&LIFE 個人年金保険
30歳・男性 20,000円 60歳まで 7,200,000円 848,200円 118%
NKSJひまわり生命
個人年金保険
30歳・男性 10,000円 60歳まで 3,600,000円 421,760円 117%
大同生命
個人年金保険
30歳・男性 10,000円 65歳まで 4,200,000円 491,600円 117%
太陽生命
個人年金保険
30歳・男性 7,208円 60歳まで 2,594,880円 300,000円 116%
ソニー生命
年金保険
35歳・男性 34,704円 60歳まで 10,411,200円 1,200,000円 115%
朝日生命
かがやきAi
30歳・男性 10,000円 60歳まで 3,600,000円 409,200円 114%
JA共済
ライフロード
25歳・男性 10,000円 60歳まで 4,200,000円 456,641円 109%
全労済
ねんきん共済
30歳・男性 19,900円 60歳まで 7,164,000円 735,000円 103%


2:受け取り方を見極める

個人年金保険のお金(満期金)の受け取り方には、死ぬまでずっともらえるもの(終身年金)や、5年、10年などの一定期間だけ、もらえるもの(確定年金)などがあります。早くに亡くなった場合や、一定期間の途中で亡くなった場合の扱いについては、一時金などの形で残りの分をもらえるものや、そこで打ち切りになるものなど、商品によって異なっていますので、こちらの方もしっかりと押さえておきましょう。

3:変額保険か固定か?

3つ目は、もらえるお金の額に関することで、簡単に言うと、契約時点で、もらえる額が確定しているものと、変動する可能性があるものの2種類があります。

変動する可能性があるものというのはどういうことかと言いますと、たとえば、支払った保険料を元手に運用して、その結果によって年金額が変動するといったもので変額保険と呼ばれています。

また、最近見られる外貨建ての個人年金保険の場合にも、為替レートの変動によって、当然、受け取れる額が変わってきます。

4:支払い方法によって、払い込み総額が変わる

個人年金保険にかかわらず保険は、支払い方法(期間)によって、支払う総額が変わります。

<支払い方>に関しては、老後になる前の生活設計に関わることですから、こちらも重要になってきます。主な<支払い方>には2種類あって、<一括払い>と<分割払い>です。

<一括払い>というのは、その名の通り、一度に一括して払い込んでしまうことです。
なぜ、この方法が採用されているのかというと、退職金などを利用して、一度に支払いを済ませてしまうことができるからです。一括払いの方が分割払いより保険料は安くなります。

もう一方の<分割払い>は、その名の通り、分割して払い込むことなのですが、ここでは押さえておきたいポイントが2つあります。

ひとつは、払い込む期間のことです。個人年金保険の分割払いには、<個人年金保険の年金がもらえるようになる直前まで、ずっと払い込みを続けるタイプ>と、<個人年金保険の年金がもらえるようになる数年前までに、払い込みを済ませてしまうタイプ>の2種類があります。退職時期などの生活設計を考えに入れた上で、選ぶのがベストです。

もうひとつのポイントは、分割払いの払い方の問題で、月払いや年払いのほかに、半年払いなどもあります。まとめて支払った方が安くなってお得なのですが、日々の生活を圧迫しないよう、ご注意ください。

5:会社の健全性をチェックする

最後ですが、個人年金保険は、長期に渡って保険会社にお金を預けるので、保険会社の健全性というのは非常に重要です。もし、契約中に保険会社が破綻をしてしまうと、保険がなくなるというわけではありませんが、大きく減額されてしまう可能性があります。(生命保険契約者保護機構という機関が存在し、預けている保険料が0になるということはありません)

まとめ

まとめると、まず個人年金保険の比較で最も重要なポイントが、返戻率になります。比較の際はまずここをチェックしましょう。次に、受け取り方を決めましょう。確定年金型が主流ですが、死ぬまで受け取ることができる終身年金もあります。

また、個人年金保険は、長期間の預け入れになるので、将来受け取る金額が変動する変額個人年金も存在します。ただ、変額個人年金は、素人では運用が難しいこと、そして手数料が高いので、管理人はあまりおすすめしていません。対策としては、個人年金だけで貯蓄をするのではなく、色々な老後の貯蓄制度を併用すること(参照:個人年金保険の教科書)で、将来のリスクを減らすことができると考えています。

個人年金保険で積立の心得

  1. 1.返戻率の高いものを選ぶ
  2. 2.受け取り方を見極める
  3. 3.変額か固定か?
  4. 4.支払い方法によって、払い込み金額が変わる
  5. 5.会社の健全性をチェックする